サスペンション、ダンパーに最新の加工技術とノウハウを投入し、かつて2004年オリジナル車高調として販売していたディーテクニックPCR車高調サスキットの走りを再現。更に熟成を重ねた走りをそれぞれのロードスターにピタリと合わせて楽しめるのが新作ディーテクニック車高調サスキットだ。
ENDLESS FUNCTION-COM車高調キットをベースにダンパー工房PCR(パーツクリエーター)でNA/NBロードスターのオーナーそれぞれの車両の仕様、要望に合わせてオーダーメイドでディーテクニックオリジナルチューンを施して組み上げる車高調サスキット。PCR代表の小林氏が1つずつ丁寧に丹精込めて組み上げるダンパーの走りはライトウェイトスポーツにピタリと合ったシャープな切り味鋭いレスポンスの良さとフラットライドな走りが魅力。
スチール製シングルスプリング仕様でも十分な性能を持つが、アルミシェルケースとすることでバネ下重量を軽減し、更に軽快な走りと乗り心地の両立が可能となる。またアルミ製とすることで耐久性に優れる『TUF処理』を施すことが可能となり、オーバーホールまでの走行可能距離を飛躍的に高められる。
精密に設計されたメインスプリングX-COILSは乗り心地としっとりとしたハンドリングに寄与している。専用設計のツインスプリングは伸び側のストロークをコントロールするのに有効。グリップ感とシャープなハンドリングに寄与する。
減衰力は30段調整式でアッパーマウント中央に減衰力調整ノブがある。右側へ回すと伸び側、縮み側共に減衰力が高まる方向へ変化する。最強から、跳ねないところまで減衰力を戻していくだけでセッティングが完了するシンプルな設定。基本的に縮み側の減衰力は低めの設定で伸び側の減衰力を高めの設定で低重心で吸い付くような走りが特徴。バネ下とバネ上を完全に分けて制御するよう、!Gストロークからダンパーが動き出す瞬間のセッティングを緻密に行なっている。
スプリングの合い口、プリロードはベストセットで供給するため、フルタップ、全長調整式の機構を活かし、そのままの状態で車高調整がベストだ。スプリングレートはNAがフロント8K /リヤ6K、NBはフロント12K / リヤ10Kを基本水晶として、あとはそれぞれの車両、使用目的などに合わせてセッティングする。
アッパーマウントはアルミ製でストロークが短いNA/NB用はリヤにストロークアップアッパーマウントを採用している。中央部のアッパーマウントはラバー製(オプションでピロアッパーマウント仕様の設定あり)