WEB MAGAZINE
2015年9月
マツダロードスター ND NR-Aを研究する
9月5日(土)NDロードスター NR-A(1500cc) が第26回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース会場となった
筑波サーキットパドックにて公開された。
追記:10月15日に新型ロードスターNR-A(ND型)を264万6000円(税込)で発売すると9月24日にマツダから正式発表されました。
追記:11月24日に新型ロードスターNR-A 試乗 インプレッションの記事を追加しました
NDロードスターNR-Aはパーティレースやチャンピオンレースなどナンバー付きワンメイクレース出場を目的としたユーザーに向けて開発されている車両。歴代NB、NCのNR-Aは、そのレギュレーションからエアコン、パワーステアリング、パワーウインドなどの快適装備を備え、ロールバーを装着してもホロの開閉が可能。他のモデルに対して多少ハードなシャシーセッティングとはなるものの、一般道での乗り心地も十分に考慮されたものだった。おそらくNDのNR-Aもその性格を踏襲したものとなるであろう。
ND NR-Aは言わば、輸出用 MX-5(ロードスター)2000ccモデルのシャシーに1500ccエンジンを搭載したようなモデルだ。
排気量の大きなモデルのブレーキ、ラジエター、補強バーなどを流用することで安価で高性能なアップグレードとして、サーキット走行での信頼性を上げる方法はNBロードスター時代に1800ccモデルのシャシーに1600ccエンジンを搭載して完成させたNR-Aの成り立ちを彷彿とさせる。更にビルシュタイン製ダンパーは車高調整式となっており、これはNCロードスターNR-Aが取った手法だ。
シンプルなエクステリアにはアークティックホワイト(ソリッドホワイト)が良く似合う。
Aピラー、ドアミラーは他のグレードと同じくブラックアウトされ、助手席側に赤い競技用牽引フック(オプション?)が確認できる
リヤにも赤い競技用牽引フックを装備
バックランプベゼルはS同様になし。ハイマウントストップランプ・カバーはブラックに改められる
ホイールは新しいシルバーカラーで差別化。
6.5J×16インチ軽量デザイン。
ブレーキローターは前後共に1インチ大型化。
キャリパーはこれまでと同じ?
装着されるタイヤは純正と同じアドバンスポーツ195/50R16だが、レースのレギュレーションでワンメイク化されるタイヤはまだ明らかになっていない
NDロードスターNR-A のフロントサスペンション周り。
アルミ製フロントダブルウィッシュボーンのサスアーム、短めにデザインされたブレーキホース、スタビリンクなど、タイトな空間に巧みにレイアウトされる。
ビルシュタイン製ダンパーはNR-A専用品。Cリング車高調整式となっており、車高を低めにセッティングしたり、前後バランスを調整することも可能
強化スーパーLSD(トルクセンシング式)を国内初採用。冷却フィンが追加され、LSDの効き自体も強化される。
P.P.F.(パワープラントフレーム)も強化品となる。
これらは輸出仕様2.0リッターモデルからの流用品と推測される
NDロードスターNR-A のリヤサスペンション周り。
マルチリンク式リヤサスペンションを採用。
リヤもビルシュタイン製Cリング車高調整式ダンパーを採用。リヤスタビライザーは標準装備。
ドライブシャフトは強化品となる
これらも輸出仕様2.0リッターモデルからの流用品と推測される
エンジンはSKYACTIV-G 1.5リットルDOHCエンジン。ロードスター専用設計の131PS ハイオクガソリン仕様でNR-Aとなっても仕様変更はない。初採用となるストラットタワーバーが目を引く
NR-A専用ロールバーが展示車には装着されていた。NCモデルとの比較では今回からサイドバーが標準装備されたが、足元は乗降性に配慮したデザインとなっている。またヘッドレスト後方には斜めのバーが追加された。
シンプルな印象のNR-Aのインパネ周り。
サテンシルバーメッキだった部分がシンプルなつや消しシルバーとなり、エアコン吹き出し口周りはピアノブラックのみとなった。
本革巻きステアリングを採用しているが、ステアリングスイッチ類は省略され、スポーツカーらしいシンプルさを取り戻した。
シフトノブ&サイドブレーキグリップはウレタン製
シフト周りはマットなシルバーリング。USBジャックはフタ付き。マニュアル式エアコンはブラックプラスチック製でスポーティ
ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム(D.S.C.) 横滑り防止機構&トラクション・コントロール・システム(T.C.S.)を標準装備。OFFスイッチでカット可能のようだが完全OFFできるスイッチであってほしい。
ドアパネルはボディ同色パネル、ステッチ入りレザー張りと純正モデルと同じく豪華なままだ
ロールバー装着オープンのリヤスタイル
新型マツダロードスターNR-A
1500ccとなって初心者やレース復帰組にとっても扱いやすいパワーのナンバー付きワンメイクレースが
いよいよ2016年から開催されるのか!?
NDロードスターというオープンカー、しかもFR車で楽しめるのはとても魅力的だ。
NR-Aの走りと来年からのレースレギュレーションに注目が集まっている。
自動車研究家
出来 利弘
追記:11月24日に新型ロードスターNR-A 試乗 インプレッションの記事を追加しました
NDロードスター研究
2015年3月 NDロードスタープロトタイプ試乗
2015年5月 NDロードスター試乗記『ND新時代の到来』
2015年9月 マツダロードスターND NR-Aを研究する
MAZDA ROADSTER NR-A 公式サイト:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/nr-a/
MAZDA ROADSTER PARTY RACE 公式サイト:http://www.party-race.com
2015年のイベントのご案内
12月6日(日)マツダファンフェスタ in 岡山国際サーキット
マツダファンサーキットトライアル(MFCT)
岡山国際サーキットで開催となるMFCT。
ドライビングアドバイザーは出来利弘が務めます
11月1日(日)ロードスター清里ミーティング
3日(祝)マツダ・ドライビング・アカデミー in 岡山国際サーキット(ミニコース)
上級ドライビングテクニックを学ぶアドバンスクラス。
ドライビングアドバイザーは出来利弘が務めます。
8日(日)ハチマルミーティング2015 in 富士スピードウェイ駐車場
22日(日)筑波エキサイティングデイ in 筑波サーキット
マツダファンサーキットトライアル(MFCT)、パーティレースⅡ
ドライビングアドバイザーは出来利弘が務めます。
11月29日(日)ディーテクニック初心者向けドラテク基礎練習&スクール in 筑波サーキットジムカーナ場
ディーテクニック主催で筑波サーキットジムカーナ場を使用し
スポーツ走行の基礎となるドラテク、サーキットでのタイムアップに直結する
ドラテクを学ぶスクール形式のサーキット走行会。
講師はディーテクニックの出来利弘。同乗走行やドライビングアドバイスを行なう。
詳細はこちら
10月4日(日)北海道クラブマンカップレース in 十勝スピードウェイ
マツダファンサーキットトライアル(MFCT)
北海道で初開催となるMFCT。
11日(日) M2 ミーティング 2015 in 女神湖(長野県)
M2オーナー、TDオーナーの交流の場。
芝生の上にクルマを並べ、楽しい時間を共有しましょう
11日(日)ロードスタージャンボリー2015 in 大分
25日(日)RCOJチャリティフリーマーケット in マツダ横浜R&D
28日(水)〜11月8日(日)まで12日間、第44回 東京モータショーが東京ビックサイトにて行われます
9月5日(土)ロードスターメディア対抗4時間耐久レース in 筑波サーキットコース2000
NDロードスターによる初のメディア4耐
13日(日)ロードスターふらのミーティング2015
27日(日)Toshi MTG (トシミーティング)2015 in MAZDAターンパイク箱根
秋のマツダ箱根ターンパイク大観山 Fエリアで午前中のみ、
ミーティングを行います
8月23日(日)NCEC Roadster 10th Anniversary Meeting in マツダ横浜R&D
ゲスト NC開発主査 貴島 孝雄 氏、NCチーフデザイナー 中牟田 泰 氏
30日(日)ロードスター中部ミーティング 2015 in ホワイトピア高鷲
7月5日(日)Toshi ミーティング 2015 in MAZDAターンパイク箱根
18日(土)〜8月2日(日)までの土日は2015ロードスター展 in マツダR&Dセンター横浜
RCOJ主催、NDとシャシー見比べ展示他
19日(日)マツダファン九州ミーティング 2015 in オートポリス(大分)
マツダファンサーキットトライアル(MFCT)、マツ耐 他開催
6月14日(日)ロードスターオアシスミーティング2015 in 淡路島国営海峡公園 海側臨時駐車場 (兵庫県淡路市)
27日(土)、28日(日)GT ASIA & SUPER F3 レース in 岡山国際サーキット
マツダドライビングアカデミー、マツダファンサーキットトライアル(MFCT)、マツ耐 他開催
5月4日(祝)ディーテクニック初心者向けサーキット走行会&スクール2015 in 筑波サーキットコース1000
第30回を迎えるディーテクニック主催の筑波サーキットコース1000での走行会イベント。
サーキットデビューに適したスクール形式のサーキット走行会。
講師はディーテクニックの出来利弘。同乗走行やドライビングアドバイスを行なう。
R33スカイライン特集。
2月8日(日)なんとか自動車倶楽部 MTG In マツダ横浜R&D
2月28日(土)、3月1日(日) ノスタルジック2デイズ 2015 in パシフィコ横浜
全国から旧車ショップが横浜に集結。『選ばれし10台』など注目の展示イベント多数。
芸文社ノスタルジック2days 事務局主催。10:00〜17:00 当日入場 ¥2,000
1月9日(金)〜11日(日)東京オートサロン 2015 with NAPAC in 幕張メッセ
世界最大級のカスタムカーショーの祭典。
25日(日) ニューイヤーミーティング 2015 inお台場 青梅臨時駐車場特設会場
1960年代、70年代のクルマを中心とした展示イベント。
日本クラシックカー協会主催。 9:00〜16:00 当日入場 ¥1,000
25日(日) HKSプレミアムデイ 2015 in 富士スピードウェイ
ショップデモカーによるタイムアタックや同乗体験、ショップ出店など
11:00〜15:00 入場料 当日¥2,500
NA6CE用(ユーノスロードスター) マキシムエキマニ中古品 売約済み
ユーノスロードスター1600(NA6CE)用 マキシムワークス製 エキゾーストマニホールド 中古品 売約済み
価格 ¥34,560(税込)
走行約2万km使用。公道走行のみ。程度良好です。
1600cc専用ですので、1800ccやNBロードスターには使用できません。
※追記
お問い合わせはこちら
ディーテクニック
info@d-technique.co.jp
M2 1028ハードトップ用 リヤアクリルガラス中古品 売約済み
M2 1028ハードトップ用 リヤアクリルガラス中古品 売約済み
価格 ¥30,000
程度 年式相応 中程度
※追記
お問い合わせはこちら
ディーテクニック
info@d-technique.co.jp
11月29日(日)ディーテクニック初心者向けドラテク基礎練習&スクール 2015 in 筑波サーキットジムカーナ場を開催
『ディーテクニック初心者向けドラテク基礎練習&スクール』として再開いたします。
E-mail: info@d-technique.co.jp
講師:ドライビングアドバイザー 出来利弘
集合受付時間:7時〜7時30分
E-mail: info@d-technique.co.jp
NCEC ROADSTER CLUB
NCEC ROADSTER CLUB
NCECロードスタークラブはNC発売から10周年となる2015年の3月設立。
NCロードスターを愛して止まないオーナー同士の交流のきっかけ作り、楽しみの場を提供することを目的に設立。
- 活動内容 ミーティング、ツーリング、走行会、ドラテク練習会などへの積極参加
- 会費 なし(イベント毎に会費制)
- 会員数 約90名
- 代表 出来利弘
お問い合わせ、詳細はこちら info@d-technique.co.jp
ゲストにNC開発主査の貴島孝雄 氏(現山口東京理科大教授)とNCチーフデザイナーの中牟田 泰 氏 を迎え、
NCロードスター10周年記念ミーティングを開催し、60台のNCロードスターと80名のみなさんがマツダR&Dセンター横浜に集まり、ゲストとの交流、ファン同士の交流を楽しみ、想い出に残る1日を過ごしました。
ディーテクニック(出来)、なんとか自動車倶楽部(竹山、三井)、NCコミュ(大古)の4名で共同主催しました。
以来、毎年8月23日に近い日程でターンパイク箱根でNCだけのミーティングを開催し、コミュニケーションを取っている。
2020年にはNCロードスター15周年記念ミーティングを開催予定。
※ ディーテクニック主催のイベント内にNCEC ROADSTER 参加枠を設け、積極的にNCを楽しむ環境を提供したり、
各地NCロードスターオーナーの活動をレポートするなど応援していきます
NCロードスターはシンプルでブレーンなデザインを採用。2000ccの軽量アルミ製エンジンをフロントミッドシップに搭載し、ライトウェイトFRオープンスポーツカーとして理想を追求したNC。6MT、5MTの両方、そして高性能6ATを設定し劇的に進化したことで幅広いユーザーの獲得に貢献した。
2005年カー・オブ・ザ・イヤーを受賞、パーティレース、チャンピオンレースをはじめとするモータースポーツ参戦車ベースとしてNR-Aを日本国内専用車として設定。日本のモータースポーツ文化継続に貢献した。ロードスター初の電動リトラクタブルハードトップ(RHT)を追加設定。2008年末にはNC2へとマイナーチェンジし、鍛造クランクシャフト採用やサスセッティングの変更、内外装の質感アップなどによって大きく進化を遂げた。2011年にはNC3へとマイナーチェンジし、3つめのフェイスを手に入れ、ポップアップボンネット採用、ソフトトップとRHTの差別化などが図られた。
ロードスター史上最長となる10年の生産期間を誇り、今年、その生涯に幕を降ろした。
NCはスポーツカー不遇の時代に『夢と希望』を与え続けてくれたヒーローだった。
ディーテクニックNCロードスター研究ブログ
http://d-technique.txt-nifty.com/blog/nc/index.html
CLUB M2
CLUB M2は、M2を愛する人のためのミーティングを開催するクラブ。
M2と末永く付き合うための情報交換を行い、オーナー同士の交流を深めている。
M2オーナーはもちろん、M2 を愛する人ならどなたでも参加可能。
元M2オーナー、未来のM2オーナー、M2が好きな方、大歓迎のクラブだ。
活動は年に1回、9月末〜10月頃に長野県女神湖で『M2 ミーティング』を開催すること。
会員数は約60名
代表 新藤 日出雄
ディーテクニックも初開催からずっと参加している M2 ミーティングを主催するクラブです。
M2(エムツー)とは新車のNAロードスターをベースにカスタマイズした限定車を次々に送り出した伝説のメーカーです。
そのコンプリートカーは数字で名称を現し、M2 1001、 M2 1002、 M2 1028、 M2 1015などが販売されました。
女神湖の美しい自然の中で、芝生の上にクルマを並べ、M2そしてクルマが大好きなメンバーとの会話が楽しめます。
アットホームな雰囲気の中、新しい出会いや企画が生まれる事もありました
元マツダでM2 1001の生みの親でもある立花 啓毅氏がゲストでいらしていた際、
クラブ員でもあったディーテクニックの出来 利弘は、このM2 ミーティングで意気投合し、
その1年後にNBロードスターの新車をベースとしたコンプリートカー『TD-1001R』を販売することに至りました。
『TD-1001R』は正にこのM2 ミーティングから生まれたクルマと言っても過言ではないでしょう。
2014年はTD-1001R発売から10周年、M2 1028は20周年の記念の年となりました。
毎年、女神湖野外音楽堂の前の広場で開催されるM2ミーティングは現地で受付、参加申込用紙を記入し、現金で参加費2500円を支払いします。
2019年は9月22日(日)に開催。
https://twitter.com/m2incorporated
どんな楽しいことが起きるのか、今からとっても楽しみですね。
ROCK's ロードスター CLUB
Welcome to the Roadsterworld ROCK's
ROCK's〔ロックス〕は、1996年設立。北海道を拠点に活動するロードスターのオーナーズクラブです。
マツダ(ユーノス)ロードスターが好きな方の参加をメンバー一同、心よりお待ちしております。
- 活動内容 月1回くらいのツーリング、年に1回 9月上旬 ロードスター富良野ミーティング主催
- 入会金は 500円(ステッカー代)のみ
- 会費 なし(イベント毎に割勘)
- 代表 山本卓夜 (Takuya!!)
お問い合わせ、詳細はこちら http://www.rock-s.info
あの岡であの芝生の上で友達と語り合い
楽しい一日の想い出、あの感動の道をみんなでツーリング
ミーティングイベントのみの当日参加も可能です。
お問い合わせ、詳細はこちら http://www.rock-s.info