ホーム>WEB MAGAZINE>B1 物語>2017年、『楽しいクルマ』を求めて
B1 物語

2017年、『楽しいクルマ』を求めて

20171117569.jpg

 

新年 明けまして おめでとうございます

2017年が始まりました。
昨年は自動運転技術によってより便利で、安全で新しい未来が見えて来る一方、
『楽しいクルマ』を求めるファンが着実に根付きつつあることも実感した。そんな一年でした。
今年は少し高級なGT系スポーツカーも続々出てきそうですので、とても楽しみです。

そういえば、『楽しいクルマ』って何だろう? 『いいクルマ』って何だろう?
そんな疑問がふと湧いてから、ここ数年、80's-90'sに『楽しい!』と言われたクルマ、みんなが『忘れられない名車』と言われたクルマを研究しています。
そこで私が実感したクルマの楽しさの元とは・・・『音』、『振動』、『匂い』でした。現代のクルマが失いかけた人間臭さがあり、『生き物』として共感できるものがあるのではないのでしょうか。

クルマはちょっと乗っただけでは解らないし、自分でお金を出して、所有してこそ得られる『実感』があります。楽しさと同時に乗り続ける難しさも知りました。

『いいクルマ』は、かなり増えましたが、私が欲しい『好きになれるクルマ』になかなか出会えません。自分好みにカスタマイズできるベースとなる手頃な価格の新車が減ってしまいましたが、これだ!と思う素敵なベース車が出た時に現代で許される『楽しさ』を注入できるように日々精進し、準備しておきたいと思っています。

そしてもうひとつ、好きなクルマができない理由のひとつには、『オーナー自身もクルマに関わりを持とうとすること』が重要で愛着の始まりなのではないかと最近思い始めています。例えば自身でメンテナンスをしたり、『今度はどこをカスタマイズしようか』と考えたり、洗車ひとつからでもクルマと関わり、生活を共にする。みなさんそれぞれのペースで構わないので、『クルマに関わる』ことで愛着が湧き、永く愛せることでそのクルマの本当の価値観がわかり、設計者の意図を感じ、更に愛せる。愛車と過ごした時間がかけがえのないものになる。改めてそう思いますし、それは人と人との関わりに似ているのかもしれません。

『楽しいクルマ』と生活するためには、私たちも積極的にクルマに歩みより、関わりをもつことが『好きなクルマ』、『愛着を持てるクルマ』へと繋がる第一歩となるのかもしれません。私もこれに取り組んでみたいと思います。

 
 

そして今年の実働です。

ディーテクニックが『クルマの楽しみ方を伝えていく啓蒙活動』を開始して7年目です。

その一方、昨年まで掲げた3つの目標の熟成、発展も進めていきます。

『ディーテクニックWebビルディングの熟成』
『モータースポーツ底辺活動』
『モノ創り文化継承イベント』

1. ディーテクニックWebビルディングはみなさんに可愛いがっていただき、3年目を迎えることができました。
   今後も気になるクルマや情報を見つけたら、記事をアップして内容を充実させていきたいと思います

2. モータースポーツ底辺活動は昨年もディーテクニック初心者向けのサーキット走行会&スクールとして、
   サーキットでの
ドラテク徹底特訓を開催いたしました。
   2017年は5月4日(祝)に筑波サーキットコース1000で開催を予定しており、   
   またドライビングアドバイザーとして今年も全国各地へと出かけます。

3. 『モノ創り文化継承』のイベントは昨年1月10日(日)には、『NB Roadster Meeting 』、
  10月16日(日)には、『FC SAVANNA  RX-7 30th Anniversary Meeting』を開催し、
   ゲストに貴島孝雄氏、
小早川隆治氏、を迎えて講演を行っていただきました。
  2017年1月22日(日)には、『歴代ロータリー車ミーティング』を開催をはじめとして、
  ロータリー車のイベント開催予定しております。
今後は他車でも様々な文化活動を行っていく予定です。

これらの活動を通じて日本のクルマ文化として、過去の何がよかったのか、今の時代に何が必要なのかについて議論、研究していきたいと思います。

 

『楽しいクルマ』との関わり方を求めて、いろんな企画や仕事をしていければと思っていますので

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

                                       2017年1月1日   出来 利弘

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.d-technique.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/97